Volter40の特長

連続運転

連続運転の稼働時間

バイオマスをエネルギー源として使うためには、安定した連続運転を行えることが重要。中でも、ガス中に含まれるタールによってもたらされる機器停止は、木質バイオマスガス化発電の課題とされてきました。VOLTERは10年以上に及ぶ製品開発の中で、良質なガスを抽出し、タールによる問題を回避するプロセスを開発。年間7,800時間の運転を実現しています。

設置の自由度

超小型で優れた操作性を持つVolter 40。ガス化炉から発電機までをコンパクトに収納しているため、集合住宅やビルなどの建築物の地下、近隣や施設内の空きスペースなどに手軽に設置でき、生み出された電気はもちろん熱もそのまま施設内で利用可能。建築コストを抑えながら、発電と熱利用を行うことができます。

自動運転と遠隔監視

Volter 40は燃料供給から発電までを全自動で運転。本体前面のコントロールパネルで指示を行うため、機械を触る必要さえありません。異常検知時には、携帯電話・スマートフォンへのショートメッセージで異常をお伝えするとともに、復帰シーケンスを自動で行います。運転状況は常にインターネットを経由してモニタリング。人員を要する検査や復旧が必要な際にも、迅速な対応が可能です。

出力制御とオフグリッドオプション

Volter 40は、必要なエネルギー量(デマンド)に合わせて発電出力を調整することができます。余った電気を蓄電(オフグリッドオプション)することで、ピーク時の対応や災害時の非常用電源としての利用も可能。また、エネルギーを必要としない場合には、スタンバイ(待機:出力ゼロ)モードを保持し、スピーディな発電再開に備えることも可能です。

超小型という特性が熱電併給を実現

「コージェネレーション(熱電併給)」型で、電気だけでなく、温水・温風を取り出せる熱交換機として冷暖房や給湯に利用できます。熱エネルギーを遠隔地に運ぶことは困難ですが、Volter 40は超小型なので、熱需要の多い箇所に設置可能。従来の主流だった、売電のみを目的とする大型プラント(発電所)とは一線を画し、エネルギーを無駄なく活用できます。

カーボンオフセット

Volter 40の利用によるCO2削減効果は年間約300トン。さらに、小型分散設置することにより、チップ輸送のためのCO2を削減。将来的に、間伐材の利用が進み森林の木材の成長が促進されることによるCO2の吸収促進にも期待が持たれています。

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